地域のホームドクターとして担うべき役割は、幅広く、できるだけ深い知識をもって診療することです。私自身、「何でも治せる歯科医師」を目標にしていますし、疾患が100あるならば、その100すべてを必ず治す、と。まさにイチロー選手のような気持ちで（笑）自己研鑽に励んでいます。 初診でいらした患者さんについては、パンフレットや画像などをご覧いただきながら、ご説明だけで30分程度の時間をお取りします。患者さんの緊張感をやわらげ、安心して治療をお任せいただくためには、何よりも信頼関係が大切。十分にコミュニケーションをとることはもちろん、使い捨てにできるものはディスポーサブルタイプにするなど衛生管理を徹底し、妥協のない診療をおこないたいと思っています。

私は、小さな頃から「歯科」と「建築」のどちらにも慣れ親しみ、知識と技術を高めてきました。実は、「歯科」と「建築」にはたくさんの共通点があって、お口の中にブリッジを入れるのは架橋工事と言えますし、被せ物の接着などは材料工学に通じるところがあります。両者に精通した私としては、誰が見ても美しいと感じるような審美性、しっかりと噛むことができる機能性を両立させた治療を目標にしています。 長い歴史を経て今に残る建築物はすべて黄金比をベースに設計されており、まさに「究極の美」と言えます。同じように、私たちの歯も、美しく見える角度や形状があるものなんですね。ですから、たとえ保険診療であっても、しっかり噛むことができて、見た目もカッコイイ入れ歯をつくりたいですし、「怪我の功名」ではないですけれど（笑）、せっかく治療をするならば今より男前に、美人になっていただけるように、精一杯力を尽くしたいと思っています。